『剧里剧外,细评《爱上火车-LastRun!!-》仲国线(有剧透)』より抜粋&翻訳
仲国ルート8章のなかに、一番気に入るシーンは「05.深夜中の餐車」です。
仲国ルート全編を見えれば、作品内の「双鉄たちが異国の仲国への訪問」と作品外の「外国人作者の視点で見る中国」との二種のエキゾチックな雰囲気が美味いです。物語の前半には、インターネット使えるかどうかの心配や、入国手続きや、駅ビルの構造と役割や、セキュリティを重視する駅構内ルールなど、後半には、事故が起こった場合の措置の違いや、No.19が仲国語で語っていた鉄道歴史文化財に対する扱い方の違いなど、どちらにもエキゾチックな雰囲気が自然に漂っていると感じました。
要すれば、日ノ本御一夜の鉄道は地元に密接して身近い存在で、仲国の国営鉄道は冷静で、輸送の効率と安全の重視する交通手段です。
西瓜ちゃんのデザインについて、《御一夜鉄道完乗ガイドブック》によりますと、本来は安易に「アルよ」、「ニイハオ」などの語尾を特徴とする人物だと考えられたキャラクターだけど、tOさんが「中国の人たちが、僕たちにとってのハチロクだと思えるようなヒロインにしてくれ」という指示をして、今の西瓜になりました。僕にとって、「お団子頭&チャイナドレス&『コンニチハ』で喋っている中華娘」より、今のデザインのほうはありがたいと思います。これも、中華娘という固定概念より、今のスーパーエリートレイルロオドの設定のほうが、Loseと進行豹先生が中国人ファンたちの期待を応じて、誠に「悉究」してくれた結果だと言えるでしょう。
何か不自然なところがあるというと、北琴空港の出迎えのシーンで、姜さんがすぐに北琴に対する印象を双鉄に問おうことです。後は空港の到着フロアにすぐに仕事のことを言うことも不自然だと思います。都市や地域に対する感想を、最後の日に聞くのは一般的だと思いますが。いや、進行豹先生が取材に来てくれたその日、空港には、僕は行かなかったので、まさか、株式会社HFさんが本当に直ぐに「北京はどう?」と尋ねましたか(笑)?
仲国ルートのメインテーマは、仲国への視察と言うより、西瓜と劉の二人の関係だと感じます。シナリオで、三段寝台列車の空間構造を活用して書かれた「双鉄と日々姫がノートブックを通じて二人の絆を深めるエピソード」と「ハチロクと西瓜の少女二人の密談」のシーンが、深夜列車ならではの雰囲気と相応しいです。
劉にとって、西瓜は「自分が生まれた頃からずっと側に居てくれる」レイルロオドで、その関係は双鉄とハチロクも、双鉄と玲奈も、どちらも違くて、「まいてつ」シリーズにおいても、新たな「人間&レイルロオド」関係だとも言えるでしょう。
しかし、一方、劉さんの存在感は薄くて、たった「西瓜の相手」としてのイメージが強いと感じます。もし、深夜列車に、劉と双鉄もどこで恋人や男女関係について相談をすれば、劉さんが一人の男性としての印象も強くなるかも知れません。こちらは、進行豹先生に注目してほしいポイントがありますが、中国では、長い間(1979年から2015年まで)に「一人っ子政策」を実施し徹底して、劉の世代は、自分でも、クラスメートでも、同僚でも、ほとんどの場合は、兄弟が居ない、いわゆる「独生子女」として成長してきています。右田兄妹の絆を見て、劉の自分もそれに感動させられるのでしょう?劉にとって、昔から親愛なお姉さんのような西瓜の姿が遠くなって、同僚や、憧れる対象のような西瓜の印象が強くなって来ました。こんな身分と関係の変化に対して劉が抱いている不安や欲求を、経験豊富な右田双鉄先生にも吐きたいでしょう?こんなシーンがあれば、劉の存在感が強くなれると思います。
他に、西瓜と劉の二人関係の以外のシナリオは、若干違和感があります。
まずは、No.19ちゃんのシナリオにおいての役割が不明だと思います。双鉄の視察物語に対しても、西瓜と劉の関係に対しても、No.19ちゃんは何もしなかったのです。もちろん、「標準的な仲国語を喋るレイルロオド」としての可愛い姿がありますけど、物語を進めるには必要な存在としては、こういう役割を見えないと思います。つまり、シナリオ上の必要性は低いです。《御一夜鉄道完乗ガイドブック》によりますと、No.19ちゃんのキャラクター設定を作るのは取材した後の話であって、前には二体の仲国レイルロオドの話はなかったそうです。メインテーマである西瓜と劉の恋愛物語のあらすじがほぼ完成した後に考え始めるということは、No.19ちゃんのシナリオ上の役割が不明の原因であるかも知れません。
次は、双鉄が出した提案も、多少に違和感があります。提案の内容は、前の視察との繋がりは弱くて、つまり、北琴駅のセキュリティ措置や、パンダ研究センターの見学や健為の田舎光景などから得た知識や経験が提案には反映していないと感じます。そして、身近いローカル鉄道を復興してナインスター観光列車計画を成功に実施した御一夜の双鉄たちは、効率と安全の重視し、国民交通手段というポジションに定着する中国国営鉄道との間に、運営の性格や目標は若干に乖離しているのではないかと思いあす。仲国(原型は中国)での「身近いローカル鉄道」といえば、都市内の地下鉄はそのような存在であって、地元色も濃いですが、『まいてつ』には、地下鉄のレイルロオドを登場されることは無さそうです。そのため、双鉄たちの仲国国鉄への提案は、まいてつ 「ナインスター」計画のように、地元のみんなの力を合わせて、復興を遂げるような提案ではありません。
もちろん、制作上の理由もあるかも知れません。8章構成のルートとして、その長さは西瓜と劉の恋愛物語にはぴったり合いますが、宏大な仲国鉄道に対する考察と提案という物語を8章に収めるのはなかなか厳しいと思います。
将来、まいてつシリーズ作品の中に、何かの形で西瓜、No.19、劉志寰、姜叶煌たちと、そして中国鉄道復権事業の物語を細かく描写するエピソードがあるように期待します。